12月末は株主優待の権利日になる銘柄が少なからずあります。
ただ、年末年始の休日のために、逆日歩日数が長くなります。
このため、一般信用売りでクロス取引をする人が増え、権利日のかなり前から一般信用売り残高の争奪戦が繰り広げられるようになりました。
こんな中、他のイベント投資との資金配分を考えながら、管理人がクロス取引で取得した株主優待を紹介します。
2020年12月末日権利日
今年は逆日歩日数が5日になります。
不二家 (2211)
100株
優待券500円券×6枚
一般信用 GMOクリック証券
(制度信用だった場合:逆日歩1株あたり2.5円、100株で250円 株不足91,100株)
アウトソーシング (2427)
100株
QUOカード1,000円分
一般信用 SBI証券
(制度信用だった場合:逆日歩1株あたり1.75円、100株で175円 株不足379,700株)
今年初取得となります。
日本マクドナルドHD (2702)
300株
優待食事券3冊
一般信用 SBI証券
(制度信用だった場合:逆日歩1株あたり7.25円、300株で2175円 株不足659,100株)
本当は500株分の株主優待を取得したかったのですが、一般信用売りの在庫が無くなってしまいました。
手数料節約のために1単元づつクロスしたのが裏目に出ました。
ヒューリック (3003)
300株
3,000円相当のグルメカタログギフト
制度信用
逆日歩1株あたり6円、300株で1800円 株不足508,400株
今年は予想以上に逆日歩が高くつきました。
結果論を言えば、一般信用売りを使った方が良かったです。
アルペン (3028)
100株
優待券2000円分
一般信用 楽天証券
(制度信用だった場合:逆日歩1株あたり3.25円、100株で325円 株不足54,500株)
帝国繊維 (3302)
100株
QUOカード1,000円分と3,000円相当の自社(リネン)製品
一般信用 GMOクリック証券
(制度信用だった場合:逆日歩1株あたり10円、100株で1000円 株不足56,700株)
CARTA HOLDINGS (3688)
100株
1000円相当のギフトコード
制度信用
逆日歩1株あたり1.25円、100株で125円 株不足43,000株
インテージ (4326)
200株
クオカード1000円分
一般信用 GMOクリック証券
(制度信用だった場合:逆日歩1株あたり0.25円、100株で25円 株不足104,200株)
サカタインクス (4633)
100株
クオカード500円分
一般信用 松井証券
(制度信用だった場合:逆日歩1株あたり2.5円、100株で250円 株不足41,100株)
CIJ (4826)
100株
クオカード500円分
一般信用 楽天証券
(制度信用だった場合:逆日歩1株あたり0.25円、100株で25円 株不足20,500株)
岡部 (5959)
100株
クオカード500円分
一般信用 松井証券
(制度信用だった場合:逆日歩1株あたり1.25円、100株で125円 株不足80,000株)
結果からの所見
12月末日の株主優待は継続保有が条件や継続保有特典がつくことが多くなりました。
このため、幾つかの銘柄で端株戦略の有効性を確認しています。
単純な端株戦略では条件を満たせない銘柄も多く、6月の空クロスも必要となってくるでしょう。
今年はブロードリーフ、すかいらーくの一般信用売りの在庫が一瞬でなくなりました。
逆日歩もブロードリーフが1株32円、すかいらーくが1株30円と高額となりました。
2019年
今年は逆日歩日数が7日になります。
ツカダ・グローバルHD (2418)
200株
QUOカード1,000円分
一般信用 GMOクリック証券
(制度信用だった場合:逆日歩1株あたり0.35円、200株で70円 株不足132,400株)
日本マクドナルドHD (2702)
300株
優待食事券3冊
一般信用 GMOクリック証券
(制度信用だった場合:逆日歩1株あたり5.25円、300株で1575円 株不足557,000株)
今回はすかいらーくとブロードリーフに多くの資金をつぎ込んだので、結果的に日本マクドナルドHDの株主優待は300株分のみの取得となりました。
アルペン (3028)
100株
優待券2000円分
一般信用 楽天証券
(制度信用だった場合:逆日歩1株あたり0.35円、100株で35円 株不足107,100株)
2年連続で逆日歩が低く済みました。
すかいらーくホールディングス (3197)
1000株
飲食代割引カード 36000円分
一般信用 GMOクリック証券
(制度信用だった場合:逆日歩1株あたり7円、100株で7000円 株不足3,330,000株)
株不足が多くなりましたが、意外にも逆日歩は限定的で、黒字となる結果でした。
帝国繊維 (3302)
100株
QUOカード1,000円分と3,000円相当の自社(リネン)製品
一般信用 SBI証券
(制度信用だった場合:逆日歩1株あたり6.3円、100株で630円 株不足44,300株)
⇒ 【株主優待到着】帝国繊維 (3302) 2019年12月末日権利日
ブロードリーフ (3673)
500株
VISAギフトカード5000円相当
一般信用 GMOクリック証券
(制度信用だった場合:逆日歩1株あたり3.15円、500株で1575円 株不足1,205,300株)
ブロードリーフの一般信用売りをGMOクリック証券で獲得できたので、ブロードリーフの株主優待初取得になります。
ただ、GMOクリック証券ではブロードリーフの一般信用売りは1口座500株まででした。
CARTA HOLDINGS (3688)
100株
1000円相当のギフトコード
(制度信用だった場合:株不足にならず)
今回初取得になります。
結果からの所見
今年はすかいらーく1000株とブロードリーフ500株を取得でき、想像していたよりも儲けが大きくなりました。
その代わりと言ってはなんですが、日本マクドナルドは500株⇒300株、ヒューリックは取得せずとなりました。
端株戦略の有効性を確認するために、長府製作所もクロス取引を行いました。
2018年
不二家(2211)
100株
優待券500円券6枚
一般信用 GMOクリック証券
(制度信用だった場合:逆日歩1株あたり3.85円、100株で385円 株不足76,800株)
今回初取得となります、GMOクリック証券で一般信用売り残高を見ていたら、たまたま見つけたのでクロスしました。
日本マクドナルドホールディングス(2702)
500株
優待食事券5冊
一般信用 SBI証券
(制度信用だった場合:逆日歩1株あたり3.5円、500株で1750円 株不足73,400株)
昨年も多くの資金をつぎ込みましたが、今年も同様となりました。
数年前に比べて、最近は一般信用売りを取りやすくなりました。
ヒューリック(3003)
300株
グルメカタログギフト3000円分
一般信用 GMOクリック証券
(制度信用だった場合:逆日歩1株あたり0.7円、100株で210円 株不足153,000株)
12月末日権利日の株主優待クロス取引の定番で、今回で4回目の取得になります。
アルペン(3028)
100株
優待券2000円分
一般信用 GMOクリック証券
(制度信用だった場合:逆日歩1株あたり0.35円、100株で35円 株不足54,500株)
帝国繊維(3302)
100株
QUOカード1,000円分と3,000円相当の自社(リネン)製品
一般信用 楽天証券
(制度信用はできませんが、一般信用売りは比較的入手しやすいです。)
長府製作所(5946)
100株
QUOカード2000円分
一般信用 GMOクリック証券
(制度信用だった場合:逆日歩1株あたり2.8円、100株で280円 株不足49,300株)
今回初取得です。
結果からの所見
結果論からいえば、一般信用より制度信用の方が良かったですね。
しかし、逆日歩日数が長いので、すべて一般信用売りを使ったクロス取引になっています。
ただ、ヒューリックは制度信用も検討する価値があると考えています。
すかいらーく(3197)とブロードリーフ(3673)は、2か月以上前からクロス取引をする人もいます。
加えて、すかいらーくは制度信用でも売禁になり、株主優待クロス取引では、取得困難な銘柄になってしまいました。