6月末日は日本マクドナルドホールディングス (2702)、すかいらーくホールディングス (3197) といった人気のある株主優待銘柄の権利日があります。
しかし、銘柄数が限定的なだけに、一般信用売りの在庫は争奪戦になりがちですし、逆日歩も高騰する場合があります。
目次
2020年6月末日権利日
今年は品貸日数が1日でした。
日本マクドナルドホールディングス (2702)
300株
優待食事券 3冊
一般信用 SBI証券
(制度信用だった場合:逆日歩1株あたり0.15円、300株で45円 株不足883,300株)
手数料の関係上、本当はGMOクリック証券で取引したかったです。
仕方なく、SBI証券で取引したのですが、取引コースの変更に失敗して、多額の手数料を支払う事になりました。
⇒ 記事:【株主優待到着】日本マクドナルド (2702) 2020年6月末日権利日
アルペン (3028)
100株
優待券2000円分
制度信用:逆日歩1株あたり3.1円、100株で310円 株不足309,500株
貸株注意喚起が出なければ、制度信用でも赤字にならない状況でした。
⇒ 記事:【株主優待到着】アルペン 2020年6月末日権利日
すかいらーくHD (3197)
1000株
株主様ご優待カード 33,000円分
制度信用:逆日歩1株あたり20円、1,000株で20,000円 株不足4,628,300株
貸株注意喚起が出ていました。
高額逆日歩を前提とした取引です。
⇒ 記事:【株主優待到着】すかいらーくホールディングス 2020年6月末日権利日
ムゲンエステート (3299)
500株
クオカード2000円分
一般信用 楽天証券
(制度信用だった場合:逆日歩1株あたり0.05円、100株で5円 株不足311,100株)
一般信用売りも入手しやすく、制度信用でも軽微の逆日歩で済んでいます。
CARTA HOLDINGS (3688)
100株
デジタルギフトサービス「ギフピー」の1000円分ギフトコード
制度信用:逆日歩1株あたり0.75円、100株で75円 株不足183,400株
ギフピー ⇒ PeX ⇒ dポイント へと交換予定
⇒ 記事:【株主優待到着】CARTA HOLDINGS 2020年6月末日権利日
AOI TYO Holdings (3975)
1000株
クオカード5000円分
制度信用:逆日歩1株あたり10円、1,000株で10,000円 株不足1,117,700株
当日に時限措置として、最高料率が10倍となりました。
結果、そのまま10倍の最高料率となりました。
昼の貸株状況チェックを忘れたため、大赤字となりました。
⇒ 記事:【株主優待到着】AOI TYO Holdings (3975) 2020年6月末日権利日
岡部 (5959)
100株
クオカード500円分
一般信用 GMOクリック証券
(制度信用だった場合:逆日歩1株あたり0.05円、100株で5円 株不足128,800株)
クボタ (6326)
100株
3,000円相当の新潟県産米および玄米パスタ
制度信用:逆日歩1株あたり0.05円、100株で5円 株不足269,700株
2020年限定の株主優待です。
⇒ 記事:【株主優待到着】クボタ (6326) 2020年6月末日権利日
千趣会 (8165)
500株
ベルメゾンお買い物券4000円分
制度信用:逆日歩1株あたり0.35円、500株で175円 株不足1,027,600株
昼の貸株状況チェックを忘れて、当日に貸株注意喚起が出たことに気づかずにいました。
結果オーライとなりました。
貸株注意喚起を知ってても、突撃したかもしれませんが。
⇒ 記事:【株主優待到着】千趣会(8165)2020年6月末日権利日
結果からの所見
逆日歩日数が1日という事で、制度信用売りを使っての株主優待クロス取引を積極的に行いました。
その結果、AOI TYOで大赤字を出してしまいました。
マクドナルドでも必要以上の手数料を支払うといった失敗をしました。
それでも、ある程度の黒字に持っていけるのは、株主優待クロス取引の低リスクを反映しています。
2019年6月末日権利日
今年は逆日歩日数が3日でした。
日本マクドナルドホールディングス (2702)
500株
優待食事券 5冊
一般信用 GMOクリック証券
(制度信用だった場合:逆日歩1株あたり0.3円、100株で30円 株不足310,900株)
最近2,3年ほどは一般信用売りの入手が比較的容易になっていて、逆日歩も落ち着いています。
今回は、権利付日の一か月前の段階では、カブドットコム証券、SBI証券、GMOクリック証券での一般信用売りの在庫には余裕がありました。
権利付日の一週間前ぐらいになると、カブドットコム証券とGMOクリック証券で在庫に余裕がなくなりました。
私は、権利付日の一週間前ぐらいに株主優待クロスを実行しました。
高額逆日歩が付くこともあるので、500株を制度信用で株主優待クロス取引をするのは私は避けます。
日本たばこ産業 (2914)
200株
自社製品 2,000円相当
制度信用:逆日歩1株あたり0.3円、200株で60円 株不足1,484,800株
JTの株主優待は今回が初取得です。
時価総額が約5兆円ある超大型株なので、高額逆日歩が発生しにくいため、制度信用を使った株主優待クロス取引をしやすいです。
次回から株主優待制度が変更になることは、認識しておきましょう。
岡部 (5959)
100株
クオカード500円分
一般信用 GMOクリック証券
(制度信用だった場合:逆日歩1株あたり2.25円、100株で225円 株不足54,800株)
株不足が多くないにも関わらず、逆日歩が大きめにでました。
今後の注意点にしたいと思います。
一般信用売りの在庫に余裕がある銘柄です。
⇒ 【株主優待到着】岡部(5959)2019年6月末日権利日
千趣会 (8165)
500株
ベルメゾンお買い物券4000円分
制度信用:逆日歩1株あたり12円、500株で6000円 株不足1,120,800株
最高料率の逆日歩となり、赤字となって取引です。
過去の傾向から、逆日歩は限定的と考えたのですが、想定違いでした。
現在の株価は売り込まれて、かなり低位にあるので、両立てせずに、現物のみで権利日をまたぐのも戦略の1つでした。
⇒ 【株主優待到着】千趣会(8165)2019年6月末日権利日
制度信用を使った株主優待クロス取引を1銘柄取り入れようと考えていて、千趣会を選択しました。
他の候補としては次の3銘柄です。
・千趣会
・ムゲンエステート クオカード1000円 逆日歩100株で15円
・CARTA HOLDINGS ギフピー1000円 逆日歩100株で0円
結果論では、ハズレくじを引いた結果になりました。
結果からの所見
逆日歩日数が3日という事で、一般信用売りを使っての株主優待クロス取引をしかったです。
しかし、どのタイミングで株主優待クロス取引をするのかは難しい問題です。
すかいらーくは、1か月前の段階では、一般信用売り在庫はないのが普通です。
3か月前から、多くの手数料を払って、一般信用売りを使ってのすかいらーくの株主優待クロス取引をする人もいるぐらいですから。
一方で、制度信用を使っての株主優待クロス取引でも、逆日歩が3720円と赤字になっています。
アルペンはギリギリまで待とうとして、一般信用り在庫が無くなるという失敗をしてしまいました。
アルペンは、高額逆日歩が付きやすい銘柄という事を考えると、早めの取引でも良かったです。
色々と失敗はありましたが、マクドナルドで500株分の株主優待を取得できたのは、確かな収穫です。