東証一部銘柄の新生銀行 (証券コード: 8303)の売出の考察です。
増資・売出とは何か不明な方は、
記事:公募増資・売出の基本戦略について
をご覧ください。
価格決定日: 2019/8/20-8/23
事前考察
株価 1,435 (19/8/9 終値)
引受人:野村、シティ、メリルリンチ
発行口数: 43,535,000 株 (国内13,883,600 株)
オーバーアロットメント: 2,082,500 株
現在の発行済投資口総数:259,034,689株
割引率は3.0-5.0%
- ネットからは、野村から申込できます。
- 権利付日をまたぎません。
- 1株の株価が10万円以上はあり、ネットからの野村の申し込みだと、手数料負けの可能性は高くはない。
- 売出案件なうえに、売出株数が発行済投資口総数の16%以上もあるので、つなぐ際の逆日歩が高くなることも十分にありえますし、売禁になる可能性すらありえます。
- 売出発表前から株不足になっており、逆日歩も付いています。
- 国内分はそれほど多くはないため、配分される確率も高くはないと見込んでいます。
株不足の状況を見ながら、ギリギリに申しするかどうか決めます。
PO結果
発行価格(割引率):1387円 (3.01%)
受渡日:8月27日
地合いの悪さにもかかわらず、株価は堅調で、つないでも、つながなくても、安定した展開になりました。
売出株数が多かったにもかかわらず、逆日歩はおとなしかったです。
始値 | 高値 | 安値 | 終値 | 株不足 | 逆日歩 | ||
8/20 | 1430 | 1450 | 1413 | 1430 | ▲3,349,300 | 0.05 | 価格決定日 |
8/21 | 1415 | 1476 | 1401 | 1470 | ▲4,809,200 | 0.15 | |
8/22 | 1462 | 1469 | 1423 | 1430 | ▲4,522,700 | 0.55 | |
8/23 | 1446 | 1465 | 1437 | 1461 | ▲5,188,300 | 0.05 | |
8/24 | 1431 | 1446 | 1428 | 1432 | ▲5,724,000 | 0.05 | |
8/25 | 1443 | 1465 | 1426 | 1430 | 受渡日 |
抽選結果
野村証券:補欠当選 ⇒ 繰上当選
任天堂の時と同じく、補欠当選からの繰り上げ当選になりました。