東証一部銘柄のリクルート (証券コード: 6098)の売出の考察です。
増資・売出とは何か不明な方は、
記事:公募増資・売出の基本戦略について
をご覧ください。
価格決定日: 2019/9/10-9/12
事前考察
株価 3219 (19/8/30 終値)
主幹事:野村、日興、みずほ、三菱、メリルリンチ、GS、大和
発行株数: 116,745,900株 (国内31,695,900株)
オーバーアロットメント: 4,754,100株
現在の発行済株式総数:1,695,960,030株
割引率は3.0-5.0%
- ネットからは、日興、みずほ、大和、カブドットコムから申込できます。(野村ネットは"取扱中止"となっています。)
- 権利付日をまたぎません。
- 1株の株価が30万円以上はあり、さやとりをしやすくなっています。
- 売出案件ですが、売出株数が発行済株式総数の約7%なので、つなぐ際の逆日歩もそれほど高くならないと考えています。
- リクナビ「内定辞退率予測」問題の中での売り出しは悪材料です。
- 売出と同時に発行済株式総数の約1%の自社株買いが発表されているのは少しは好材料です。
- 国内分もかなりの枚数があるので、配分がある確率もそれなりにあると見込んでいます。
時価総額の大きい値がさ株なので、POでは申し込みが多くなるでしょう。(特に店頭申し込みでは。)
9月末日の株主優待クロス取引までに資金拘束が解けるので、積極参加の姿勢です。
PO結果
発行価格(割引率):3079円 (3.02%)
受渡日:9月18日
発行価格を割ることもなく、安定した売出案件でした。
売出発表後に大きく価格を下げて価格決定日を迎えたことで安心感がありました。
始値 | 高値 | 安値 | 終値 | 株不足 | 逆日歩 | ||
9/10 | 3245 | 3272 | 3175 | 3175 | ▲3,724,900 | 0.1 | 価格決定日 |
9/11 | 3164 | 3209 | 3137 | 3175 | ▲5,578,700 | 0.4 | |
9/12 | 3,180 | 3,243 | 3,176 | 3,237 | ▲8,072,200 | 0.05 | |
9/13 | 3,285 | 3,315 | 3,251 | 3,305 | ▲9,302,300 | 0.1 | |
9/17 | 3,290 | 3,320 | 3,237 | 3,250 | ▲10,209,500 | 0.1 | |
9/18 | 3,250 | 3,319 | 3,250 | 3,319 | 受渡日 |
抽選結果
日興証券:補欠 ⇒ 落選
みずほ証券:落選
大和証券:補欠 ⇒ 落選
カブドットコム証券:落選